「大神ガ岳(だいじんがだけ)」島根県益田市

昨年の秋にぎっくり腰となって以降、久しぶりに山登りに行きました。

今回は島根県益田市にある、「大神ガ岳(1170m)」に登りました。

「まず道が良く分からない…」

  • 行先を決めるのに、最初に見るのは、ヤマケイの「分県登山ガイド」。未だ登っていない山を探そうとすると、ちょっとアクセスが遠くなりますが、まあ交通量の少ない山間部の道を車で走るのも、ドライブと思えばそれもまた由しかな。
(私のガイド本は初版の古い本)
  • 今回は、島根県西部の大神ガ岳に行くことにしました。ブランクがあったので山頂までの所要時間が短い山だったのと、駐車スペースがあったので。
  • 「分県登山ガイド 島根県の山」の紹介記事、車でアクセスする場合の解説が結構雑で… それは置いておいて、登山口が林道にあるのですが、この林道がネット地図でなかなか探せず… Yahoo地図で「大神ガ岳」を検索してもヒットせず、次にGoogleマップで検索して、ヒットしました。山までの道が、なかなか見つけ出せず、把握するのに結構時間を要しました。
  • 今はナビで何処でも行けますが、やはり自分がどこの道を通っているのか? 位置関係はある程度は把握しておきたく、県道42号線から吉和に抜ける林道―三坂八郎線に入るというのを頭に入れました。登山口はこの林道にあります。
  • (山に登った翌日に、再度Yaoo地図で確認した所、「大神ガ岳」ではなく、「大神ヶ岳」であればヒットしました。ガとヶの違いなんて…)

「スマホナビ」

  • スマホにはY!カーナビアプリが入っています。またGoogle mapはAndroidの場合、最初からインストールされています。今回、Y!カーナビではルート検索は不可でしたが、Google mapの方は登山口までルートが出ましたので、Google mapナビ頼りで車で移動しました。
  • 車にも後付けのカーナビは載せていますが… 三坂八郎林道は地図上になく、当然ながら大神ガ岳では検索出来ず… もうナビもスマホの時代なんだなあと、しみじみと感じました。
  • 今回、初めてGoogle mapナビを使いましたが、何がすごいって、情報更新がリアルタイムに近いので、通行止め情報も得られます。今回も通る可能性のあった国道の一部区間が通行止めとなっていたのですが、これはGoogle mapナビ上で案内され、そういう情報が得られることに、少々驚きました。
  • ただ、Google mapナビがナビとして優れているか? と言えば、機能は最小限です。右左折をするルート変更予定箇所以外では、何も案内がありません。田舎の細い道を道なりに走っていて、Goole mapナビが、「その先でUターンして下さい」と言った時には「はあ~っ?」となり、とりあえずUターンして車を止めて確認したら、途中で右折する所を直進してしまっていたようです。カーナビなら教えてくれるのですが…
  • まあ、それでも田舎の里山の登山口までのアクセスに使えるのは、本当にありがたいですね。今後重宝しそうです。

「登山口までのアクセス」

  • 小郡まで高速を使い、そこからは国道9号線で津和野方面に向かい、ナビ頼りで登山口まで向かいます。
  • 国道488号線にある益田市匹見と、国道187号線にある吉賀町を県道42号線が結んでいます。この県道42号線の途中から、大神ガ岳登山口のある林道―三坂八郎線に入ります。この林道―三坂八郎線は吉和方面に抜ける道のようです。
  • 私は吉賀町の方から県道42号線に入りましたが、この道は途中で峠を越えるルートのため、くねくね道で道も細くなります。まあ殆ど車両が走っていないので、対向車との離合は殆どありませんでしたが、峠のあたりは走りにくいですね。
  • 県道42号線から林道―三坂八郎線への分岐は、ナビがあったので迷いませんでした。「吉和→」と書いた小さな看板が出ています。
(「吉和→」の小さな看板)
(林道に入ると林道であることを示す看板がある)
  • 林道に入れば、あとは一本道にて迷うことはありません。林道と言っても舗装されているので、砂利道よりは走りやすいのですが、この林道、ガードレールがあまり無く、山側にも溝がある所が多く、つまり細い道で左右脱輪の可能性があり、おまけに道は苔むしていて滑りやすく、タイヤをスリップさせたらアウトなので、ゆっくり走りました。
(ガードレール無く、山側に溝)
(所々に雪が残っている)
  • この日は前日からの強風で、道路上に枝が大量に落ちており、車の下側に枝が絡み、引きずって走っていました。でも、道沿いに川もあり、落葉樹の葉が落ちた状態で、森や林の景色は良かったです。
  • 登山口にはわかりやすい鳥居があり、道を挟んで駐車場スペースがあるので、迷うことはありません。
(鳥居があり、分かりやすい登山口)
(登山口の目の前に駐車スペース有り)

「大神ガ岳山頂へ」

  • 3月も20日の春分の日、桜の開花便りもチラホラ聞こえ始め、頭の中は春モードで出掛けたのですが… 雪が道沿いに残ってるじゃん! そう言えばガイド本にも、「林道の雪が解ける3月下旬 登山適期は4月から」と書いてあったなあ… 暖冬なので雪なんか無いだろうと、確かに車の往来には雪の影響は無かったのですが、やはりこの辺の雪は侮れないなあ。
  • というか、頭の中は春モードだったので、車を下りたら寒さで震えました! 標高も高く、恐らく気温は2~3℃しかなかったと思います。おまけに前日から風が強く、寒さが身に沁みました。
  • 残雪と寒さでテンションだだ下がりでしたが、天候は晴れており、せっかくここまで来たのなら、もう登るしかありません。身支度して一路山頂に、鳥居で手を合わせてから入山しました。
  • 登り始めて最初は杉林の中をつづら折りになった登山道を上ります。特に歩きにくい所は無く、傾斜も緩やかではありませんが、それほど急登でもなくと言った所でしょうか。
  • しばらく行くと、谷筋に掛けられた小さな橋があります。苔むして滑りやすいのですが、とても味のある橋です。
  • 橋を渡りしばらく歩くと、「平岩」という大きな石があり、小さな看板があります。この先にある社や岩について図示されていました。
  • 少し歩くと、岩陰に社がありました。おそらくここが、平岩にあった看板に書かれてあった、「山葵天狗社」なのだろうと思います。(お参りするのを忘れていました…)
  • 社を過ぎて、また少し登ると、「潜岩」が現われます。大きな岩が2つ、向かい合わせに重なった状態で、この間を登山道として潜り抜けるのですが、隙間が大きく、それほど身を屈めなくても通れます。
(潜岩)
(看板が無くならないように石が置いてあった)
  • 潜岩を潜り抜けて、少し歩くと、いよいよ山頂に鎮座している巨石群が現われます。この山は山頂に巨石が鎮座している不思議な? 山なのです。大地震が来たら、山頂から岩がころげ落ちていくのではないか?
  • この巨石群、ガイド本には「懸崖(けんがい)」と書かれてあります。ふ~ん、こういうのを懸崖と言うんだと知りました。しかし本当に大きな岩です。懸崖の取り付き箇所にも祠がありました。すぐ脇には、「第三十七回くにびき国体炬火採火ノ地」との石碑が建っています。ちなみに「炬火」は「きょか」と読むそうです。たいまつ、かがり火のことのようです。
  • この巨石から山頂に出るには、左右どちらかに回り込んで登る必要があります。巨石に向かって左側の方が道がはっきりしているようです。私も左側の方から山頂に向かいました。山頂からは反対側を回って下りようとしたのですが、道が途中で分からなくなり、元の道で下りましたので、巨石に向かって左側に行くのが無難だと思います。
  • 山頂付近は残雪が残っており、もう本当に久しぶりに雪を踏みしめることとなりました。若いころは少し雪が積もっている山にも好んで登りましたが… さすがに今はその頃の元気も体力も無いのですが、雪を踏みしめる感触、悪くない!
  • 山頂部分が巨石なのですが、「ここが山頂」という所が見つけらず、だいたいどこの山も山頂を示す看板があるのですが、見つけられませんでした。それで、自撮りの山頂記録写真の撮影も忘れてしまい…
(この岩の上が山頂じゃないかなあ)
  • 山頂からは南側に景色が開けており、木々の間が残雪で白くなった山肌の景色を堪能できました。ただ、もう寒くて寒くて、おまけに山頂付近は風が強く、雨具を着込んでしばらくたたずみましたが、寒かった…
  • 本当は、ここから西側の赤谷山への縦走を計画していたのですが、気温が低く風が強く、この中を歩くのは辛いので、縦走は断念しました… 天気は良かったのですが…
  • 下山は往路を引き返しました。杉の木の根元にあった苔、苔はぱっと見はそうでも無いのですが、近づいてよく見ると、単調な綺麗さがそこにあるような気がします。
  • 今回の登山は単独行でしたが、さすがにこの寒さの中、誰にも会いませんでした。駐車場には私の車のみ。まあ、田舎の里山登山では、ままあることですね。
  • 登山口から山頂まで、30分ほどで登れ、山頂からの景色も良く、途中にも祠や巨石があり、山頂の巨石群が圧倒的な大きさで、特徴的な山でもあり、登山口にも安心して車が停められるスペースもあり、良い里山だなあと思います。

「雑記」

  • 林道の脇には川が流れており、夏なら車を停めて水浴びも良いかな。
  • 帰路の途中、道端に真っ赤な桜? がありました。桜と思うのですが、帰って調べてみましたが、おそらく寒緋桜ではないかと思われます。濃い花の色と、下向きに花が咲くのが特徴のようです。まだ花は完全には開いてない状態でしたが、この色の桜は初めて見たように思います。
(寒緋桜?)
(帰路 道沿いの山並み)
(渓流にも巨石 釣り師もいた)
(益田市 山間集落の家並み)