「山道具 使用レビュー(帽子、レインウエア、靴)」
Contents(目次)
「帽子(ハット)」
ハット型の帽子として、ゴアテックス製のレインハットを持っています。これは、北アルプスの縦走時に使用するため、かなり以前に購入しました。数日間の山行の場合、雨の日も想定して行動するためですが、普段の日帰り登山の場合は、雨が降りそうだったら行かないので、レインハットの出番は殆どありません…
雨用と限定しているわけでは無いのですが、いくらゴアとは言え、通気性は良くないので、普段使いには使っていない…
これまで、日帰りの山行には、普通の通気性の良いメッシュのキャップを被っていました。普段の通勤時(徒歩)にも被っており、それをそのまま使っているだけで、特にこだわりがあるわけではありません。
先日、ザックカバーを購入するため、近所の量販店(ヒマラヤスポーツ)に行った際、ふと黄色い値札のハット型の帽子に目が留まりました。900円と安く、山行用にどうかなあと思い、購入しました。安かったので、ただの衝動買いです。
タグには「VisionPeaks」と書いてあるので、ヒマラヤスポーツのショップブランド品です。どちらかと言えば安価ブランド品なのですが、作りもしっかりしてそうです。
綿100%にて、蒸れるかなあと思ったのですが、実際に使ってみると、快適です!
子供の時の体操帽子のようにゴムのあご紐があり、強風でも飛んでいかない安心感があります。
低山登山では初めてハット型の帽子を着用したのですが、これ、キャップ型よりもお勧めですね!
ツバが一周、頭の周りにあることが、メリットがあるということに気付きました。
耳の所にツバがあると、木や草が生い茂っている所を通過する際、耳に直接当たるのを防いでくれます。
また、この帽子を初めて被って登った、島根県津和野町の青野山では、下山時に3回も天を仰いでスリップしたのですが、背中にはザックがあるので、背中や頭を打つ可能性は低いのですが、ハットのツバが後ろ側にもあるので、転倒時の頭の保護にもなります。もちろん、ヘルメットではないので、少し緩衝材となる程度ですが、それでも安心感があります。
つまり、山行において、綿の厚手のハット型帽子は、安全面、快適性の面で、使い勝手が高いということが、今さらながら分かりました。衝動買いして正解でした! 気に入りました。
「トレッキングシューズ」
ミズノ製の登山靴(Berg)を長年愛用していましたが、さすがに靴底のブロックの角が取れて滑りやすくなり、とは言えアッパーは未だ全く問題無いので、歩行時間の短い山行には使っていました。
先日登った島根県津和野町の青野山の下山時に、道が滑りやすく何度もスリップしてしまいました。この時にこの靴を履いていたのですが、何度もスリップした原因は、私の体力、筋力、バランス力の衰えという現実を直視することなく、「この靴が悪いんだあ~」ということにして、長年の愛用品を手放しました… まあいいきっかけかなと。
少し前にキャラバンの登山靴を購入しているので、登山靴はあるのですが、お気楽登山用にもう一足あっても良いかなと、これも先日ヒマラヤスポーツで見かけていた、安いトレッキングシューズを、まあ衝動買いですよね? 購入しました。
これもヒマラヤスポーツのショップブランド「VisionPeaks」です。2,980円でした。
今回、昇仙峰(山口県周南市 261m)に登った際に履いてみましたので、使用感について。
- ミッドカットの靴です。中途半端だなあと思っていましたが、足首のホールド感もあり、足首の自由度はハイカットより高く、悪くないなあと思いました。
- アッパーは比較的硬く丈夫に造られているようです。3Eと幅広に造られているので、私には少し余裕がありました。帰宅後、100円ショップにてソールを購入し、半分に切って靴の前側にのみ挿入しました。キャラバンのGK83を購入した際、「調整用ハーフソール」というのが入っており、これを真似て自作。
- ネットにて「滑りやすい」というクチコミがありました。この靴、初心者向きのためか、靴底が比較的柔らかいです。また、若干靴底が薄めのような気がします。登山靴の場合、靴底が柔らかいと、地面に食い込み難くなるために、滑りやすくなる場合があります。この靴の靴底は柔らかいのですが、そこまで滑りやすいという感じではありませんでした。特に問題無いと思います。
- この靴は、「M/ライトハイカーミッド4」という靴です。恐らくモデル末期にて安売りしていたと思われ、次のモデルは4,990円前後で店頭販売されていると思います。この1つ前のモデル「ライトハイカーミッド3」は、ネットで2,000円以下で売られていました。
- 安価に、とりあえず登山靴が欲しい方には、お勧めの靴です。値段の割には良い靴だと思います。決して、「安物買いの銭失い」にはならない靴だと思います。
「レインウエア(弘進ゴム ランドワークス)」
私は通勤(徒歩・自転車)や魚釣り等でもレインウエアをたまに使用するので、レインウエアの購入頻度は比較的多いかも知れません。
登山用品店に置いてあるレインウエアは比較的高価にて、安くて、それなりの性能を求めるのであれば、ホームセンター等で売られているレインウエアの方がお勧めです。
以前、東レの機能性素材「エントラント」を使用したレインウエアが6,000円前後で売られているので、これがお勧めだとの記事を書きました。
今般、普段使いのレインウエアの裏地がボロボロとなったので、買い替えるべくホームセンターに行きましたが、「エントラント」を使用したレインウエアの値段が上がってる! 8,000円前後になっていました! ちょっと高いぞ! 手が出ない…
さて、どうしようかなと、他に置いてあるレインウエアを見ていたら、「透湿性 10,000g/m2・24h」と書かれてあるウエアがあるじゃないですか! おまけに値段は5,000円以下だし、すげー!
これが、弘進ゴムのランドワークスというレイウンウエアでした。この値段でこの機能なら、お買い得!
家に帰ってネットで調べてみた所、どうも生地は東レと共同開発と書かれており、恐らくエントラントがベースの生地だと思います。であれば機能性も問題ないぞ!
というわけで、安くて高機能なレインウエアを探されているのであれば、弘進ゴムのランドワークス お勧めです!
「(番外編)ワークマンプラス」
100円ショップに買い物の用事があり、少し遠い所のお店に行ったら、横に「ワークマンプラス」がありました。バイクやアウトドアウエアも置いてあります。
登山用に使えるウエアやズボンが、デザインも良くて安く売られています。昔、こんなお店があったら助かったのに! と思いながら店内を見て歩きました。
デザインも悪くなく、安く登山用ウエアを揃えたいのであれば、ワークマンプラスはお勧めです。
レインウエアは透湿性に優れた高機能なものがお勧めにて、ワークマンプラスには高機能なものとして、透湿性8,000g/m2・24hのものがありました。数値と価格から見ると、弘進ゴムのランドワークスの方が少し良いかな?
秋冬に使う防水性を備えた登山用ジャケットについては、高くても信用性の高いウエアをお勧めします。耐水圧、透湿性の数字が高いものを選んでください。