「山登り アイディア集」
まあ、大したアイディアでもなく、紹介できるほどの内容でも無いのですが…
Contents(目次)
「単独行の用心棒」
- 島根県の山に行ったときの話です。山頂付近まで登り傾斜が緩くなり、辺りはウエスト位置より少し高いくらいのクマザサに覆われていました。ふと、クマザサがザザッと音を立て、何か動物と思われるものが動き… 緊張しました。周りに人は居なくて私のみ… クマザサが茂っていて相手が見えないので、結構怖かったですね。
- まあ、タヌキかイノシシか、それとも熊? 見えない相手と言うのは怖くて仕方がない(正体不明)… でも、熊が見えてもシャレにならん。何より防具が何もない… ストック持っていましたが、ストックじゃ太刀打ちできない。
- その時の山行は結局、音にビビっただけで、何事もなく終わりましたが、単独行の場合、何か用心棒みたいなものがあると心強いなあと考え、杖の代わりになるもので、良いものが無いか探しました。そう言えば、古い山岳写真等で、木製のピッケルのような形の杖を持っている画像を見たことがあり、そういうのが無いか探しました所、カジタックス サンピオレ というトレッキング用のピッケルがあり、「これだ!」と思い、すぐに買いました。
- トレッキング用の杖なので、杖として普通に使えます。私が購入したものは、長さが90cmで、下り時の杖としては少し短いのですが、登りの時は普通に使えます。もちろん、トレッキングポール2本の方が歩きやすいのですが、これはこれで、「なんかそれっぽい!」とか、もう訳の分からない理由で悦に入り使っています。
- 用心棒としては、重たいので片手では振り回せませんが、両手で振り回す事が可能です。まあ実際に使うことは無いでしょうが、というがあっても困るのですが、いわゆる安心材料ですかね。
- どうです? 単独行に用心棒としてのトレッキングピッケル?
「登山靴に防水スプレー」
- ここぞと言う時の山行前には、登山靴の防水目的で、防水スプレーをガンガンに吹付けていました。少しでも水の浸水を防ぎたいという、その一心で。
- 効果のほどはデータが無いので分かりませんが、なんとなく水の浸水を遅延してくれているように思います。まあこれも大事な山行前の儀式のようなのなのかも。
- 革靴であれば、皮革油を塗りこむのだろうと思いますが(革靴を持っていないので想像です)、布靴はやっぱ防水スプレーだな。
「下着の乾かし方」
- 北アルプスに山中泊2泊で3回登りました。もちろん夏山登山ですが、それでも山頂付近にテントを張ると、平地より15度以上気温が低いので、まあもう寒い! 登っている間は暑いのですが、テント張ってひと段落つく頃には、もう底冷えの寒さ。
- もちろん気温の低下は見込んでいるので、防寒着は持参しています。持参した服を全て着込んで寒さに耐えていますが、登りの間に濡れた下着を着替えずにそのまま着ているとカゼをひく原因になるので、1枚しかない予備の下着に着替えます。
- そのまま着替えた下着を着用していると、次の日に着る下着が無くなる。そう、濡れた下着を乾かして、翌日歩き始める前に、それを再度着用しなければなりません(乾いた下着はテント生活用なのです)。
- この濡れた下着を乾かす方法、一緒に行った後輩が編み出した技なのですが(全然大したことないけど、良いアイディア!)、山に登って山頂付近でテント張ったら着替えます。下着を着替えて、防寒着の長袖を着て、この上に濡れた下着を着用するのです。すると、体温で少しずつ乾き、翌日には乾いていますので、これを再度着用して、二日目の登山を開始します。
- つまり、濡れた下着はテント生活中に服の上に着用して乾かすのです。
「朝は雑炊」
- これも北アルプス夏山登山の時の話ですが、晩御飯に飯盒で炊いて食べるご飯は、もう最高に旨い! でも飯盒飯って、絶対に底の方が焦げ付いている。このおこげが好きな人もいますが、これ取りにくいんですね。
- キャンプ場とかであれば、水に浸しておいて、翌朝ふやけた頃にタワシで洗いますが、山の中ではそれも出来ない。
- 仕方がないので、晩飯後に飯盒の中に水を入れておき、翌朝にバーナーに載せ、適当な具を入れて味付けをし、雑炊にして焦げたご飯を取ります。もう加熱しながら箸でひたすら焦げた部分をこさいで、ちょっとでも回収してお腹に入れようと頑張ります。
- 昔、バイクツーリングに出かけてテント泊していた時は、朝から飯盒の中にラーメン入れて、ラーメン雑炊にして食べていました。それはそれで美味しいのですが、なぜかこのラーメン雑炊、朝に食べると胸やけするのです。
「コッヘルは四角形が良い」
- コッヘルは四角形の方がバックパッキングしやすいです。私はフライパンと鍋がセットになった角形コッヘルを愛用しています。中にガスボンベが1つ入る大きさなので、中で揺れないようにタオルでボンベを巻いて、コッヘルの中に入れてパッキングしています。
- 山登り用にコッヘルを購入するなら、角形のものをお勧めします。
「バックパッキング」
- 登山用品をバックに詰める際、それぞれの荷物を袋に小分けします。この時に良く使われるのがスタッフバックという袋。ドローコードで口を締めて使いますが、ナイロンの防水生地になっていて、水濡れに強い袋です(完全防水ではありません)。まずは定番のスタッフバックを活用されて下さい。
- 北アルプス等のメジャーな山は、山小屋で買い物が出来るので、現金を持参する必要があります。とは言え日ごろ使っている財布では、重くて荷物になるため、最低限の現金のみ持参する場合の入れ物としては、100円ショップで販売されているファスナー付きの袋がお勧めです。透明のタイプは比較的水が入りにくく、財布代わりには良いかと思います。
- また、スタッフバック内に入れる小物類の仕分け収納にも、100円ショップのファスナー付きの袋が幾つかあると便利です。また、防水したい場合には、気密性のあるタッパ容器のようなプラスチック容器も使えます。
「ブロッコリーとラード」
- 山中泊でテント泊、ごはんも自炊の場合、炒め物をしたい場合に油が必要です。でもサラダ油などの液体の油は、漏れるリスクがあるため持参できません。この場合、チューブ入りのラードがあると簡単に持ち運べて便利です。
- 山中泊の数泊程度であれば、まあ野菜を口にしなくても栄養不足にはなりませんが、なんとなく野菜も食べておきたいなあとも思います。でも、普通の生鮮野菜はさすがに持参しにくい。
- 人参は持参可能ですが、皮をむかないといけないのと、切るのに時間を要する、火が通るのに時間がかかります。この点、ブロッコリーがお勧めです。常温でも数日は大丈夫だし、切るのも簡単、炒め時間は少しかかりますが、栄養価も豊富で、山行に持参するには重宝します。ちなみに私、ブロッコリーはそんなに好きではないのですが、山の中だと何故か食べますね。
「冬山の一人鍋」
- 冬になると、アルミホイル製の鍋に、うどん玉とか肉とか野菜とか入った一人用の鍋がスーパーで売られています。以前はコンビニでも売られていたのですが、最近はレンジ調理品が主流のようで、コンビニには冷凍品しかないような。
- この一人鍋、当日売り切り品なので(生の肉や野菜が入っているので)、日持ちしないのですが、これを山に行く前日に購入しておいて、冬の低山に登って、山頂で寒い寒い言いながら、ストーブで鍋作って食べるの、もう至福の贅沢です。
- この一人鍋、チルド販売コーナー品のものでないとダメです。冷凍品は溶かすとだし汁が溶けて漏れる可能性があります。
- このアルミ箔の鍋は、絶対に空焚き禁止ですので要注意! 空焚きした瞬間に鍋に穴が開きます。必ず水を入れてから火に掛けましょう。
「超簡単クッキング ホットドック」
- 山の上で食べるごはんは旨いのですが、少し気温が低いと、お弁当も冷たくて、温かいものが食べたくなります。
- まあ、ラーメンとかは手軽に温かいものとして重宝しますが、他にも簡単メニューとして、ホットドックを紹介します。
- 山にコッヘルとバーナーと持参して、腸詰、ソーセージとロールパンを持参しましょう。山頂では、腸詰を炒めて、ナイフで切れ目を入れたロールパンに挟んで食べるだけです。もうこれだけなのですが、熱いうちに食べると、旨いですよ。なんか一手間だけはかかっている感が良い。
- 一緒にコーンクリームスープとかあれば、さらに良いです。
「何がなんでも山頂でカレーが食べたい」
- キャンプのごはんはカレーだ! のノリで、最初に北アルプス夏山遠征に行った時、テント泊自炊で持って行ったのがカレーライスの材料。
- ラード、人参、玉ねぎ、じゃがいも、カレール、そして肉の代わりにベーコン。
- ベーコンも10℃以下で保存する必要がありますが、まあ、冷蔵庫に入れていなくても1日くらい持ちます。ちょっと腐りかけていても、炒めて食べれば何とかなります。ベーコンは基本、製造時に加熱してあり食中毒菌は残存していないので、腐りかけていても、食中毒菌以外の菌が繁殖しています。なので食べても大丈夫(保証はしませんが)。
- つまり山行に、肉の代替にベーコンが使えますよ という話です。ベーコンカレー旨いですよ!
- (未開封のベーコンが傷んでいるかどうか? は、①包材が膨らんでいないか?(ガスの発生)、②表面がネトネトしていないか? で見分けます。)
「歩いている時の写真」
- 単独行の場合は無理ですが、数人で山登りに行かれた際は、同行者が歩いている姿を後ろから、前から撮影してあげて下さい。
- それも、良い撮影ポイントだとさらに良いですね。できるだけバレないようにさりげなく、「えーっ 写真撮ってたんだあ」と言われるような撮り方が良いです。
- 私はカメラが趣味ではないため、記録程度にしか撮影していないのですが、数人で行く場合は、だいたい山頂での集合写真(登頂記念写真)を撮る程度です。でも、実際に歩いている所とか、良い景色の中で自然に動いている姿の写真って、なかなか自分では撮影できないので、良い記念になります。つまり写真をもらう方も喜びます。
「女性と山登りに行った後の温泉での注意事項」
- 会社の同僚、男女で車で日帰り登山に行った際の話です。下山後に温泉に行くのも楽しみで、近くに温泉があれば寄って帰ることが多く、その時も温泉に寄って帰りました。
- それまで男性ばかりの山行が多く、女性を連れて行くのは初めてだったかどうか忘れましたが、混浴ではないので、それぞれ分かれてフロに入りました。
- 男の場合、まあ殆どがカラスの行水に近いというか、長く入っても30分足らずなのですが、これが女性となると… 1時間近く待たされるハメになり…
- 女性でも長風呂が嫌いと、さっさと出てくる子もいるのですが、大半は長くて長くて…
- 以来、女性と一緒に温泉に行くときは、温泉からの出発時間を決めています。時間を指示しておくと、それに合わせて出てきます。まあ、会社では私の方が先輩だったということもありますが。なので、女性と温泉に寄るときは、時間を指示しておいた方が良いですよ。
~ 以上 19.12.1 記載 ~