「許斐山(このみやま) 271m(福岡県宗像市)」

この山は、「面白そうな山が無いかなあ~」と、MapFanで山を探していて見つけました。私は宗像市にある高校に通っていたのですが、近くにこんな山があったのを知らなかったので、それじゃ行ってみようと。

(登山日:2020.11.21)

Contents(目次)

「登山口」

宗像市王丸にある「このみ公園」から登れます。この公園は駐車場も広く、トイレもあります。公園自体は小さいのですが、この日はたくさん車が停まっていました。登山者が多いのかな?

公園の入り口に、「許斐山登山口」の看板があります。

「許斐(このみ?)」

そう言えば、この字を「このみ」とは普通読めないよな? 私の小学3年生の時の担任の先生が「許斐(このみ)先生」だったので、知ってはいましたが。

調べてみたら、元々は地名だったようで、「豊前国企救郡許斐が起源(ルーツ)。語源は「乞い望み紙をなびき寄せる」意味。」と書かれてありました。

許斐先生は理科の好きな先生で、授業で答えられた生徒に、方解石(ほうかいせき)という白くて綺麗な石をくれました(結局、全員に石をくれました)。あの石、どこに行ったのかなあ… なので、なんとなく「このみ」という名前自体に親しみがあるような…

「登山口~山頂」

山頂まで1,000m+αの道のりです。北側斜面を登るので日が当たらず、比較的暗い道ですが、案内看板に「許斐山愛好会」と書かれており、愛好会の皆さんにより、とても手入れされています。

道の途中は多く階段が作ってあり、比較的傾斜はきつめですが、ゆっくり登ればそれほと苦ではありません。

所々に木々の説明書きが書いてあります。私は植物の名前は殆ど覚えていないのですが、手書きの看板の文字に温かみを感じます。

途中の距離看板も程よい間隔で設定されているような。

道は分岐もありますが、看板もあり、道に迷うことは無いと思います。

所々に休憩用のベンチも作られています。

(登山口~山頂までは30分ほどでした)

「山頂にて」

小さな小屋があり「記帳所」と書かれてあります。掃除道具も置いてあり、愛好会の方がたまに掃除されている様子がうかがえます。

景色は北側が開けています。

海も望めます。

向かい側に宗像四塚が見えます。私の母校(高校)の校歌にも謳われています。

(宗像四塚:南から、城山、金山、孔大寺山、湯川山)

宗像市は福岡市から離れているので、比較的緑が多い地域で、景色も住宅と緑が合いまったような、のどかな景色が広がっています。

「許斐山について」

この日は晴れていたこともあり、結構多くの方が登られていました。地元の方が多いようですが、遠方の方も来られていました。

小さな女の子を連れた親子連れもいました。山頂でお弁当を広げて食べている姿が、とっても微笑ましい。

年配のご夫婦も山歩きを楽しまれています。

何より、登山道が整備さて、維持されている事が素晴らしい。地元の方に愛されているのが良く分かります。見返りも求めず、ボランティアで山の維持をされている方に、本当に頭が下がります。

中高年の登山ブームは相変わらずですが、残念ながら人里離れた里山の場合、登山道が荒れている所は結構あります。それも歩くには趣きがあるにはあるのですが、寂しさもあったりします。

こんな風に手入れされている近郊の里山が、ずっとそこにあってくれることを願っています。とっても良い里山です、心がほっこりします。

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