「トレッキングポールの使い方(下り 大きな段差)」
- トレッキングポールは使い慣れてくると、本当に重宝します。上り時の足の負荷を減らすのはもちろん、下山時にもポールがあると身体がふらつかずに安定します。また、段差の大きなところでもポールがあると、スムースに下りれるようになります。
- 先日上った竜王山にて、説明用画像を撮影してみました。構図が良くないので分かりにくいかも知れませんが、その点はご容赦ください。
Contents(目次)
1.トレッキングポールが無い場合
- 仮に、こういう段差の大きな場所があったとして、トレッキングポールが無い場合の下り方は、お尻をついてズラしながら下りるか、山側に向かって、片足ずつそーっと下ろす様に下りると思います。
2.トレッキングポールがあると?
- トレッキングポールがあると、段差の大きな場所でも、お尻をつかずにスムースに下りれます。但し、体重+ザックの重量を腕で支えるため、腕力が必要です。
(1)まずポールを着地予定の場所にしっかりと突き、腕に体重を掛けていく。
(2)3点確保しながら片足をゆっくり下ろす
(3)スムースに体重移動させながら着地する
- 画像枚数が少ないので分かりにくい面がありますが、ポールを着地予定の地面に先に突きたて、片足ずつ下ろすことで下りれるようになります。
- 固定ページの「③-1 ストックについて考えてみた」のページにも書きましたが、地面にトレッキングポールを突き立てて、体重のかなりの重量をポールに掛けることになりますので、この時にポールがきちんと固定されずに縮んでしまうと危険です。下山時には今一度、固定ネジを増し締めして、ポールが縮まないようにすることが大事です。
- こういう使い方をトレッキングポールのメーカーが想定しているのかどうか分かりませんし、特に便利な使い方として推奨はしていないと思います。ただ、若いころに登山仲間と山登りをしていて、特に教えるわけでもなく、皆、同じ方法でポールを使っていました。ポールを使い慣れたてきたら、おそらく自然にこういう使い方をするのだろうと思います。
- ただ、こういう使い方もあるという紹介ですが、推奨している訳ではありません。登山もそうですが、道具の使い方も自己責任でお願い致します。