神宮山(483m)山口県阿武町 2021.5.29

分県登山ガイド「山口県の山」1995年初版第一刷 41番目に収載されている山です。この山には登った事がある? 若いころに登った山については、ごく簡単に行先、同行者、数行程度の感想を記録していましたが、この山については記録も記憶もありません。ただ、このガイド本に、「’04.10.17」と書いています。この日に登ったのかなあ? まったく記憶にありません。

ガイド本には、「コースからは日本海も俯瞰される」と書かれており、景色が堪能できそうだと思い、出かけてみました。

Contents(目次)

「登山口・アクセス」

最近は完全に頼りっきりになっているGoogleMapナビ! もうナビ頼りでのアクセスです。今回も125ccスクーターでのアクセスです。

登山口の麓に、「御山神社」があり、この場所をGoogleMap上で見つけることが出来ますので、GoogleMapナビでの登録が可能です。ナビの案内通りに国道191号線を北上すると、JR山陰本線宇田郷駅があり、「宇田郷パーキングエリア」を過ぎてすぐに右折して細い道に入ります。ここには何の看板もありません。パーキングエリアから100mも行かない所を右折するので、パーキングエリアを目印にすれば、迷わないと思います。

右折後、御山神社までは細い一本道です。御山神社を過ぎて少し上っていくと、「神宮山」「奥宮」と書かれた小さな看板があり、ここが登山口となります。登山口までは駐車スペースが殆どありません… 私はスクーターなので道路脇に停めましたが、車だと停める場所がありません。自家用車利用の場合は、「宇田郷パーキングエリア」に車が停められ、登山口まで歩いて10分程度なので、車でのアクセスは悪くはないと思います。

「宇田郷パーキングエリア」

「登山口~山頂」

「神宮山」の標識に従い、道路から右折して脇道に入ります。2分ほど歩くと、左側に登る道があり「奥宮」と書かれています。どうやら奥宮の方に向かえば山頂に行くのだと思います。少し上ると、また「奥宮」の看板があり、右に曲がります。

少し開けた場所に出て、登っていくと5~6分で、鳥居が見えます。鳥居にも「奥宮」と書かれてあります。恐らくここが一の鳥居なのだと思います。ここには手水舎があり水が流れています。

ここから階段が始まります。階段と言っても、ブロックを埋め込んだ階段なので踏み面が小さく… でも綺麗に並んでいます。少し上ると「百段」の看板があります。律儀に百段ごとに看板が取り付けてあります。石段は1,478段とガイドブックに書かれてありましたので、奥宮まで1478段あるということなのでしょう…

「四百段」を過ぎた所に石があり、灰皿のような土管があります。ここから日本海の景色が見えました。

八百段を過ぎた所に再度鳥居があります。ここが二の鳥居だと思います。鳥居を過ぎた所に石灯籠もあります。

千百段を過ぎた辺りで、木間に日本海が望めました。

そして千四百段を過ぎ、三の鳥居が現われます。階段の終わりの所に、「千四百七十八段」と書かれた石碑があり、奥宮が鎮座しています。

ガイドブックでは、ここから景色が望めると書かれてありましたが…二十年以上前の初版本にて、樹勢が伸び、景色は見えなくなっていました… 景色を眺めるのを楽しみにしていたのですが… ちょっと残念…

山頂は、ここからもう少し登った所にあります。奥宮と反対側に道が伸びています。ここからは石段はありません。

ここから山頂までの道は10分足らずですが、かなりの急登となります。雨の後は滑ると思います。久しぶりに息が上がりました。まあこの間、トレーニングをさぼっていたので、息が上がったのはそのせいかと思います。

山頂は木立の中にて景色はありません。小さな山頂を示すプレートがありますが、これが無ければ、ここが山頂なのかどうかも分かりません。山頂は、まあとりあえず山に登ったという記録のためのような場所で、長居するような場所でもないので、早々に下山しました。

神宮山山頂

「下山路」

奥宮から山頂までは急登なので、下山時も木に捕まりながら下りました。

奥宮からのブロックの階段は、踏みシロが狭いので、ちょっと歩き難いかな… まあそこまで危険は無いと思いますが、苔が生えている所もあり、注意深く歩きました。意外と滑ってこけることはありませんでした。

この階段は、結構急ですので、ゆっくり歩く方が息が上がらないと思います。

四百段目と五百段目の間にある休憩スポットからの景色は、登りの時には気付かず、下山時に景色が見えることに気付きました。ただ視界は狭く、もう少し視界が広ければ良いなあと思いました。でも、つかの間の景色でも、無いよりは全然見えた方が嬉しいです。

四百段~五百段の間の休憩 展望スポット

「所要時間」

登山口(6:37)~山頂(7:25) 48分(50分前後)

山頂 ~ 登山口 (40分)

ちなみに、登山中は誰にも会いませんでした。貸し切り登山です!

「山行後記」

2004年にこの山に登ったとしたら、車は宇田郷パーキングエリアに停めたのだろうと思います。記憶になくても、一度歩いた道や見た景色は、何となく思い出すものですが、結局最初から最後まで、記憶が戻ることが無く、恐らく2004年には登っていなかったような気がします。

期待した景色もあまり見ることは出来ませんでしたが、ブロックで作られた階段が山頂近くまで伸び、鳥居や奥宮がきちんとそこに鎮座しています。こういう人手による仕事の面影を感じながら登る山登りも悪くないなあと思います。景色も道も比較的単調なのですが、100段間隔のペースは、普通なら、「残り何分」とか「残り何メートル」とかの表示は、あまり嬉しくなかったりするのですが、意外にも良いペース、良い間隔で刻んでいるようにそこに規則正しく出てくるので、律義さを感じました。恐らく登山客はそれほど多くないと思うのですが、それなりに手入れされています。麓の神社の方が手入れされているのだろうと思います。

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