「鯖釣山・湯玉城山(182m) 下関市豊浦町」
そろそろ長雨だった梅雨も終わり頃。天気予報は一日中曇りの予想でしたが、雲間からの晴れを期待し、近所の小山に出かけました。今回もネットで見つけた市内の小さな山に出かけました。
Contents(目次)
「鯖釣山・湯玉城山について」
海沿いにある小さな山です。知名度はあまりなく、私も先日ネットで見つけて、初めて知りました。
椿の群生林があり、3月上旬~中旬には椿が咲き誇るようで、その頃には観光客が多いと書かれてあります。
山頂には第二次世界大戦中の監視所跡があり、眺めの良い場所であったようです。景色も良いと書かれてあり、期待が持てます。
鯖釣山・湯玉城山は双耳峰のようになっており、途中の尾根筋から左右に分かれます。看板は鯖釣山と書かれてありますが、案内通りに登っていくと湯玉城山山頂にたどり着きます。標高が低いので、30分もあれば山頂に登れそうです。
「鯖釣山までのアクセス」
もうすっかり頼りにしているGoogle map! 今回も“鯖釣山”で検索すると、ちゃんと「鯖釣山駐車場」って出てくるんですよね。こんなマイナーな所まで道案内してくれるって、本当に助かります! 私の家からは44分で到着となっています。近いなあ。
道は殆ど1本道、ひたすらR191を北上します。
豊北町宇賀で左折し、県道270号線に入ります。ここは国道の脇にJR山陰線が走っているので、左折するとすぐに踏切があります。
踏切を渡り、数百メートル進むと、右側に「鯖釣山登山口」の看板があり、鉄筋4階建て、社宅のような建物の敷地の方に入ります。
実際には敷地の脇に道路があり、この道を進むと、行き止まりとなり、ここが登山口です。舗装路の左脇にスペースがあり、車が3台くらい停められます。
「登山開始!」
前回の小文字山(北九州市小倉)は、低山と舐めていて準備運動もせず、息が上がってしまったので、今回はちゃんと柔軟体操、ストレッチをしてから、ゆっくりと歩き始めました。
そう言えば、停めた車の近くでストレッチをしていたら、何か大きな鳴き声がする! 何度も鳴くのですが、何だろう? ニホンザルなのかな?
最初はコンクリートの階段を歩きます。左側に砂防ダムがあり、この脇を上がって行きます。少し歩くとコンクリートの舗装は無くなり、土になります。
右側に湧き水が流れているようです。その先には仮設ですがトイレもあります。すごいぞ!椿の頃には多くの人が来るんだろうなあ!
地元の中学校、卒業記念の植樹もありました。椿だと思います。
(何? 音がしたので見たら、鹿が逃げて行きました。さきほどの鳴き声の正体は鹿でした! 鹿の鳴き声だったんだなあ。残念ながら鹿の画像は抑えられず… 動きの速いものは、スマホでは無理ですね…)
道は概ね歩きやすいです。急登箇所はありません。
少し広くなった所にベンチもあります。
そして、尾根らしい所に出ます。看板は右を示していますので、ここを左に行くと、鯖釣山なのだと思いますが… 道が分かり難い…
今回は看板に従い、鯖釣山の方向(本当は湯玉城山)に登ります。
「椿の群生地」の看板があります。この辺が群生地なのだなあと思いながら、登ります。
階段が作ってあるのですが、通常は丸太で階段を作ってあるのですが、ここはプラスチック製の四角柱のようなものが地面に挿してあります。私は初めて見ましたが、恐らく転用ではなく、山道の階段を作るための専用のものなのだろうと思います。
尾根筋を登っていくと、左側に少し、海が見える場所がありました。
草に隠れ気味ですがベンチもあります。振り返ると、鯖釣山と思われる山があります。
休憩するなら、この辺が中間辺りかなあ。まあでも休憩するほどの山道ではないので、そのまま登りました。
「頂上へ」
そのまま登っていくと、少し開けた場所に出ます。ピークになっているようで、南側、西側、北側に展望が開けます。
なかなかいい景色だぞ!
ここから、少し下って、東側にある山頂に向かいます。
下ったところもベンチが置いてあり、少しだけ景色が開けます。
そのまま登っていくと、山頂にたどり着きます。
登山口から、ゆっくり歩いて30分でした。
「山頂は良い景色だぞ!」
山頂には、監視所跡があります。今は木々が茂っているのですが、おそらく昔は山頂には木は無かったのだろうと思います。
木があるので360°の景色とは行きませんが、南北には海の景色が開け、東側は山が見えます。景色が見やすい様に、木が伐採してありました。
ここからの海岸線、小さな海に面した町の景色は、良いですね~
低山の俯瞰景色の良さは、町並みが近い事。ここの景色もなかなか良いです。
下関市長府の準提山、小倉の小文字山といい、この鯖釣山といい、景色最高!
かなり気に入りました。すごく良いぞ!
「山頂からの景色」
- 湯玉駅付近の街並みと海の景色
- 南北の海岸線の景色
- 東の方には狗留孫山(くるそん)が見えるのですが、そびえ立っているように見えます。その南北につながる山景色が、なかなか良いのです。
- 山の上に風力発電の風車がたくさん見えます。
「鯖釣山の感想」
- 低山ゆえ、歩く距離、垂直移動距離は短く、その辺は歯ごたえが無いのですが、これは予め分かっていることなので。
- 道は歩きやすく、管理されている山です。地元の人に愛されているように思います。
- そして、この景色は良いなあと思います。お勧めですね、この山!
- 椿の頃、再訪したいなあと思いました。山が東側、海が西側なので、夕方頃の景色も良いのかも。