「昇仙峰(しょうせんぽう 261m) 山口県周南市」
今回は、少し遠くの小さな里山、周南市の昇仙峰に登りました。分県登山ガイド 山口県の山に紹介されており、「…インターチェンジのすぐ横にあるので、他の山では味わえない、一種独特な山旅を味わうことが出来る。」と紹介されており、山頂からの景色も良さそうなので、出かけてみました。
Contents(目次)
「登山口までのアクセス」
最近では、すっかりGoogle Mapナビのお世話になっています。今回も「昇仙峰」で検索しましたが、ガイドブックや、ネットの記事の登山口とは違う場所が示されました。今回はガイドブックのルートで登る予定なのですが、ナビの経路は、ガイドブックの登山口説明板の箇所を通るので、途中までナビ頼みで向かうこととしました。
今回は125ccのバイクで出掛けます。
国道2号線をひたすら走り、徳山西ICの少し手前、道の駅ソレーネ周南の手前の交差点(信号には交差点名の看板が無い)を右折して、四郎谷地区に向かいます。この辺はナビ頼りです。
右折後、眼前に山陽自動車道があり、この下をくぐるトンネルが2つあります。トンネルを出た直後に、登山口を示す小さな案内看板が道路の左右にあります。
ここを右折し数百メートル走ると、待避所があり、ここが登山口になっています。待避所に数台、車が停められます。
「登山口にて」
バイクを停めてすぐに、別の車が1台来ました。地元の方と思われる初老のおじさんで、軽く挨拶をされて先に山の方に入られました。荷物は携帯ラジオと携帯ノコギリだけでしたので、散歩ついでに登山道の整備をされている地元の方なのかなあと思いました。
登山口には、木の棒が数本置かれてあります。「杖として使っていいよ!」ということなのだと思います。
「いざ登山開始」
さて、今回も念入りに体操とストレッチを行って、いざ出発。
最初はコンクリートの舗装路ですが、かなりの急傾斜。山頂まで1.2kmの看板があります。
しばらく上ると、左に上がる分岐があり、これを左に登ります。
振り返ると、北側に少し、景色が開け、街並みと中国山地が見えます。
登っていくと、コンクリート舗装が一面、苔むしている道になります。「なんか滑るそうだなあ~」と慎重に登りましたが、晴れているためか、滑りませんでした。
しばらく行くと、ようやく舗装路から山道になります。
ここに、「大将軍」と書かれた看板があり、遺跡の説明が書かれてあります。読みましたが…ちょっと何のことか分からず…
「山道を山頂へ」
道は概ね歩きやすく、急登箇所もありません。
道は比較的広くなっています。恐らく第二次世界大戦中、山頂に軍事施設があったことより、荷物輸送等のため、道が広いのだと思います。
この山は雑木林にて、いろんな木の種類があるようです。良い感じです。
途中に1か所、ケルンがありました。
道の一部が舗装しているような跡があります。これも第二次世界大戦中の名残なのでしょうか?
そうしている内に、「あと200m」の標識がありました。もうすぐ山頂なのだな?
その先で、少し開けて明るくなります。朽ち果てた小屋があります。
少し登ると2か所、四角いコンクリートの建物があります。中に水が溜まっていますが、これが第二次大戦中の軍事施設の跡なのだと思います。
この先で左に曲がる道があり、左側に「いこいの館」と書かれた建物があります。この建物はたまに活用されているような雰囲気なのですが、軍事施設の再利用なのか、新しく建てたのか? は分かりません。
まっすぐ行くとすぐに山頂にたどり着きました。
山頂からの景色は… 期待していたのですが木々が生い茂っており、所々、木の間から垣間見える程度でした… 残念…
(ガイドブックの画像と大きく様変わりしており…)
登山口から山頂までは、ガイドブックの案内(35分)と、ほぼ同じ時間でした。
「少し反対側へ下りてみる」
山頂から反対側(海側)に下りる道があります。
四郎谷口からの登山道です。
少し下りると、石が積まれた監視所のようなものがあります。細い石の橋を渡り監視所の上まで行けます。
その脇をくぐるように、四郎谷口の方に下りて行きます。
すこし歩くと祠のような所があります。ここが神社なのかな?
その下に「二の鳥居」跡があります。ここからも景色が望めると、ネットの記事に書いてあったので来たのですが… 木が生い茂り、木の間からわずかに垣間見える程度でした…でも、せっかくなので記念撮影。
ここで、遅くなった朝食のコンビニ弁当を食べましたが… もう恐ろしいくらいのやぶ蚊がまとわりついてきます。虫よけ持っていたから2か所しか刺されませんでしたが…
不思議なのが、同じ低山でも、やぶ蚊が多い所と少ない所があります。この差は何なのかなあ?
「下山」
再び山頂まで歩き、下山の途につきました。
雑木林が結構いい感じなのです!
残念ながら、ガイドブックにあったインターチェンジの風景は… 木が生い茂り半分も見えなくなっています…
まあそれでも、街並みの景色は良かったので満足かな!
しかし、ガイドブックも古すぎると、情報が変わるというか、月日の経過を感じさせられますね! まあ山登り=自然の懐に入る趣味なので、木が生い茂るのも自然ではあり、それもまた由かな。