御許山・雲ヶ岳(大分県杵築市)
御許山(647m)は有名な宇佐神宮の近くにある山で、山頂が宇佐神宮の奥宮となっています。山はは神体山にて、山頂を踏むのは禁じられており、9合目の大元神社まで登れます。
この山はヤマケイの文県登山ガイドに収載されています。
雲ケ岳(653m)は御許山の隣にある山で、御許山と尾根筋でつながっており、縦走路となっています。
御許山は9合目までの登山にて、展望の山ではありません。どちかと言えば参拝登山的な山登りです。
雲ヶ岳については今回、ネットの地図を眺めていて見つけました。白山神社という所から登るルートが紹介されており、巨石や石像、展望所等の変化があり、なんか楽しそうです。でも、実際はアクセスを間違えてしまい… 別の登山口から登ることとなりました。
Contents(目次)
「登山口へのアクセス」
当初、白山神社をナビに入れて向かいましたが… 白山神社という名前の神社は、石を投げれば当たるほどあるようで… 雲ヶ岳登山の紹介ページにあった神社ではありませんでした。結局、分県登山ガイドに記されている登山口から登ることとなりました。→大元神社登山口(正覚寺登山口)。
登山口付近は道路脇に車が5~6台以上は停められます。
なお、大元神社(御許山)の登山口は、GoogleMap上でも数か所記載されており、幾つも登山道があるようです。
「登山口~尾根(分岐)」
さすがに宇佐神宮(奥宮)までの参拝路でもあるため、看板もあり、登山用にと置かれた竹の杖がたくさんあります。大元神社まで1600mと書かれてあります。
登山道に入って、すこし大きめのゴロタ石がありますが、すぐに土の道になります。
小さなケルンがあります。道は急登箇所もなく、テンポよく歩ける、非常に歩きやすいです。
途中に小さな石仏があります。コースは展望は殆どありません。
登山口から尾根(分岐)まで、25分前後です。
「尾根筋(分岐)~御許山(大元神社)」
分岐から左(北の方角)が御許山となります(870m)。まあ看板があるので迷う事はありません。道も広く歩きやすい道です。
途中、「龍石」、「神籠石」という石があり、説明看板があります。なんか、参道っぽいです。
大元神社まで350m地点で、別の参道と合流します。
しばらく進むと道は左に曲がり、石畳になります。いよいよ神社は目前です。
ちなみに、石畳につながる石段が2か所ありました。参道(登山道)は他にもあるのだろうと思います。
そして、いよいよ境内です。大きな銀杏の木の株があり、上が切られていますが、そこから新たに枝が伸びています。なんか木の生命力の強さを感じます。
大元神社の社はこじんまりしていますが、社の奥に鳥居があります。この奥が山頂なのだろうと思います。なんか神秘的ですね。
せっかくここまで来たのだからと、私も二礼二拍手一礼にて、お参りしました。
境内には、「大元八坂神社」という神社もあります。
(分岐から大元神社までは15分前後です)
「雲ヶ岳へ」
神社への参拝を済ませ、次は南側の雲ヶ岳へ向かいます。分岐までは来た道を引き返すことになります。
分岐からは少し傾斜がきつくなります。但し、距離的には短いです。
傾斜が緩くなって、しばらく進むと、雲ヶ岳山頂となります。ここも周りは木に覆われ、殆ど展望はありません。ごく一部、木間から景色があるのみです。
尾根筋から登ってきた道と反対側に進み、少し下ると、「第二展望台」があります。ここからは南側の展望が開け、足下まで迫った景色が見られます。
この日は晴れの予想に反し、残念ながらどんよりとした曇り空…
晴れていたら、ここからの景色はなかなかのものだと思います。
大元神社から雲ヶ岳までは、25分前後の道のりです。
「下山」
今回は周遊路ではないので、来た道を戻り下山します。
雲ヶ岳への登りは少しだけ急ですが、下山に際し滑りやすい等のことはなく、概ね歩きやすい道です。
尾根筋を分岐まで戻り、登山口に下りました。
下山も、雲ヶ岳から凡そ25分程度でした。
「登山後記」
さすがに有名な宇佐神宮の奥宮だけあり、参拝されている方4名とすれ違いました。(いずれもご夫婦連れだと思います)。
登山として見た場合、御許山の登山だけでは、やはり物足りないのですが、雲ヶ岳への縦走も含めると、里山歩きとしては神社仏閣あり、景色ありの良いルートだと思います。晴れていれば、もっと良かったのになあ…
登山ルートとしては、山香町芋恵良地区の白山神社からの方が面白いと思います。次回、機会があれば、そちらから登りたいと考えています。紹介記事には数台分の駐車スペースもあると書かれてあります。